鶏一羽を使い切ります
久しぶりに丸鶏を見かけて買いました。
1キロちょっと、700円くらいです。
半身焼き、蒸し鶏、チキンカレーの三種類に下ごしらえします。
先ず、背骨を境に二枚に切り分けます。
脚を縛っているタコ糸をほどきます。
焼き鳥で言う「ぼんじり」の横から背骨に沿って
調理ハサミでジャキジャキ切り分けます。
あばら骨は柔らかいので簡単に切れます。
鶏の重さの1%ほど11gの塩と胡椒少々を用意し全体にもみ込みます。
背骨の無い半身は袋に入れて、半身焼きか半身揚げに使います。
次は、背骨のある半身をさばきます。
鶏のモモの付け根と手羽の付け根のあたりは
皮にゆるみがあって、脚や手羽の先を引っ張ると空間ができるので
先ず皮だけを切ります。
皮を切ると、モモや手羽の筋肉の区切りが見えるので、
ハサミの先で切り分けて行くことができます。
関節が見えたら、その間の筋をハサミで切れば切り取れます。
胸肉やささみは胸の中央の軟骨から
はがすように切って行くとうまく解体できます。
骨のない胸肉とささみは蒸し鶏用にします。
ビニール袋に入れて酒少々を足して口をきっちり結びます。
残りはもも肉、手羽肉各1と骨周りのガラ、カレー用です。
ガラは別に塩をしておいて、さっと洗ってスープを取れば良いのですが
今回は横着してカレーのたれに一緒に入れてしまうことにしました。
ヨーグルトと塩とスパイスを混ぜてビニール袋に入れて揉みます。
ヨーグルトは1/2カップ位、
カレー粉大さじ山1
塩小さじ1
その他のスパイスはあれば入れます。
クミンとクローブと黒こしょうを効かせると
チキンカレーらしくなる気がします。
スパイスの量もヨーグルトの量も、いつも適当です。
このカレーヨーグルトにカレー用に切った鶏を入れます。
一羽分の下ごしらえが終わりました。
どこかで教わったさばき方ではないので、邪道ですが
キッチンばさみ一本で気軽に簡単に解体できます。
一キロくらいの鶏を見かけたら、試す価値ありと思います。
しばらくチキン三昧です。