たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うことをつづります

セミの羽化

 

何年か前、リビングのの窓を開けると

セミの幼虫が杏の葉に止まっていました。

何年もの地中生活から這い出で、

羽化の時が来たのです。

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庭で蝉が育つようになった

 

今の家に越してきたとき、

夏には網を持って子どもと蝉採りに出かけました。

夜行性のカブトムシやクワガタは簡単には見つからず

都会育ちのぱんだぬきに容易に見つかるのは

直ぐ近くの児童公園の木についている蝉でした。

 

蝉を捕まえるのは楽しくて、どんどん捕まえました。

捕まえてきた蝉をはじめ、虫全般は、庭に放します。

子どもたちには放し飼いだ、と説明しました。

 

うちの庭のどこかに、

捕まえてきた蝉がいる。

捕まえてきたトンボがいる、

カナヘビがいる、

と思うと、楽しいしでしょう?

そんな話をしました。

飛んで逃げて行ってしまっただろうことは

子どもたちには内緒でした。

 

それから10年ほど経ったある夏に、

こうして蝉が我が家の庭で羽化をしたのです。

羽が伸びたばかりの蝉の

薄緑の透き通ったからだと羽は本当に綺麗です。

 

セミの幼虫を見つけて羽化させたこともあったのですが

庭の木で、自然に羽化していくのは初めてで

その神秘的な美しさに家族で見とれたものです。

その年から、家の庭で抜け殻を見るようになりました。

 

それからもセミの羽化が観たいと思い、

夏の夕方はちょっと茂みを覗き込みながら歩きます。

7月末から8月10日くらいまで、

大きな木のある公園の、

下の方のつつじなどの植え込みで

動く幼虫が見つけられます。

抜け殻が沢山ある植え込みを

予め見ておくのがポイントです。

 

今日は一匹、セミの幼虫を見つけ、

虫捕り網を持った親子連れがいたので、さし上げました。

今頃、ドキドキしながら変なおばさんにもらった

もぞもぞ動くセミの幼虫を眺めていることでしょう。

ちゃんと孵ったかな。