こんにちは、ぱんだぬきです。
このところ、ごちゃごちゃ忙しいです。
振込とか、届け出とか、申請とか
役所や銀行へ行く仕事があり
バタバタ忙しくしていました。
昨日のことです、
午前中に役所へ行って、
昼には買い物に行って、
午後には父母の入居する施設に顔を出して
夕方には教室がある、というスケジュールでした。
ホームの母の食欲が戻ってきて、
自分で食べる気力が出てきた、
ヘルパーさんがいうので、
「それはよかったね、
今度シフォンケーキを持ってきてあげよう。
何味がいい?抹茶?レモン?」
と聞いたその時、思い出しました。
教室用のおやつを忘れていました!
今月のおやつはシフォンケーキで
毎回前日までに焼いて用意していたのですが
昨日はすっかり、忘れていました。
大急ぎで帰って、まずシフォンケーキを焼きました。
昨日のクラスは少し酸っぱい物が苦手なお子さんがいるし、
体験のお子さんも来る予定です。
プレーンなミルクシフォンにしました。
シフォンは普通、卵白を多く使うのですが
冷凍してある卵白の解凍は間に合わず、
少しベーキングパウダーを入れて
大急ぎで生地を作ってオーブンに入れました。
いつもと違うレシピです。
焼き上がったシフォンはしぼまないよう、
逆さにして冷まします。
しっかり冷めないと方から外すこともできません。
熱いシフォンを型ごと逆さにして
ぬれ布巾をかぶせ、上に大きな保冷剤を乗せて
急いで冷まして、やっと型から抜いて
教室に間に合わせました。
もちろん写真を撮ることは思いもよりません。
せんせい!すっごいふわふわ!おいしい!
シフォンを食べた子どもたちが異口同音に言ってくれました。
ベーキングパウダーで膨らませて慌てて作って
大きめの気泡が入っており、
冷めるか冷めないかで型から外したので
ちょっと部分的に崩してしまい、
ふわふわ過ぎてきれいに立っていることもできない
全くインスタ映えしない危ういシフォンだったのですが
いつものシフォンと全く違うふわふわ感が
子どもたちにとってはきれいに見えることより大事だったよう。
「ふわふわかるいね」
「甘さが優しいね」
「こんなふわふわなの食べたことない」
「口に入れたらなくなっっちゃう」
さすが高学年女子、食レポもお上手です。
そしてやっぱり、
何よりうれしい驚きだったのは
子どもたちが見栄えではなくお菓子の味や食感を
繊細に感じ取っていることが分かったこと。
子どもってすごい!
ちょっと崩れちゃったなあ、
穴が大きいなあ、なんて
どうでもいいことを気に掛けていた自分が
情けなくなるようです。
ブログを始めて写真を取るようになって
味より見栄えに重点が移っている時分への警鐘です。
今日はケガの功名。
前日から余裕を持って焼いていたら
子どもたちの、この反応は得られませんでした。
いつも楽しいけれど、特に嬉しい教室でした。