こんにちは、ぱんだぬきです。
今日はパン教室もお休み、
夫さんもお仕事なので、
老人ホームの母のところへ行きました。
最近食欲が落ちている、というので
昔母の好きだった食べ物を思い出しては
時々持って行っています。
前にも書いたかもしれませんが
母は、北海道の牧場出身のクリスチャンの祖母と
九州男児の教師だった祖父の子です。
幼いころ北海道にいて、牛乳やオートミールなど
西洋かぶれの食べ物をたくさん食べていたようです。
ちょっと前にはパンプディングを持って行きました。
パンプディングはフレンチトーストの牛乳が多いバージョンで、
卵液に浸したパンをプリン型などに入れて
オーブンで焼いて作ります。
メープルシロップを掛けて持って行ったら、
喜んでたべました。
今日はオートミールです。
オートミールは、
周知されてきましたが
日本人にはなじみの薄い食べものです。
外国人の牧師さんなどと交流があったようで
母の思い出の味は難しいです。
燕麦という麦の一種の押し麦です。
母の好きなオートミールは
砂糖とホットミルクを掛けて食べるものです。
昔、ぱんだぬきが小学生だった頃
外国人もよく泊まる熱海のホテルに
夏休みに家族で行っていた時期がありまして、
朝食のメニューにオートミールがあり、
母は喜んで食べていました。
私も姉も、コーンフレークやフレンチトーストに心を奪われており、
当時母が懐かしんで食べている、オートミールは
実は一度も食べたことがありません。
美味しさの記憶は、母だけの物です。
ここへきて、母にオートミールを煮ることになるとは。
これで3回ほど、煮て持って行きました。
オートミールと言うと最初の一口は飛びつくのです。
でも、いつも煮足りない硬いと、すぐにごちそう様です。
帰って来てから、作り直してみました。
ゆっくりお湯でふやかしてから、
一つまみの塩を入れて、コトコト煮て見ました。
私の見覚えのあるオートミールよりかなり緩いですが、
次はこのくらいまで煮て持っていてあげようと思いました。
これは私が食べてみました。
暖かくて、甘くて、ミルクの風味。
少しぬるっとした柔らかなつぶつぶ。
少し口に残る燕麦の皮。
離乳食などにもなるのでしょうね。
次に持って行くときには、
合格は出るでしょうか。