たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

神奈川県厚木市でパン教室をしています。

こどもパン教室@うつせみキッチン

自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

道具や材料

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

ぱんだぬきはかれこれ20年

自宅でのこどもパン教室をしてきました。

 

ちいさな子どもの手で無理なく作れるように

レシピを作り、材料も、道具も選んできました。

 

東京での定期教室や出張教室をはじめて

「そのボウルはどこで手に入りますか?」

「そのトレイは何ですか?」

「そのオイルは?」

と道具や材料について質問を受けることが増えました。

 

これまでは生活圏が同じ人たちからの質問だったので

「スーパー○○で買えますよ」

「駅の向こうの製菓材料店です」

「△△の100均にありました」

「地元の○○屋さんで見つけたんです」

とお教えしてきました。

 

そんなふうに、これまでは近所のお店で、

比較的安価に手に入るものと思って揃えてきました。

しかし!

生活圏が違うと「○○屋」では通用しません。

これからはネット販売で買える道具や材料が

やっぱり便利なんだなとわかりました。

 

 

そこで、二回分の材料をそろえて

使いやすい道具と一緒セットにすることを思いつきました。

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うつせみキッチンのロゴを入れたトートバッグに

ピッタリ入ります。

 

このセットを作るにあたって

困ったことがいくつか。

 

まず、粉を混ぜ合わせるボウルは

古いタイプのジップロック丸形。

710mlという容量も

縁の立ち上がりも

子どもの手での開け閉めのしやすさも、

箸での混ぜやすさも

スタックできる収納性の良さも

素材の軽さも、

実にちょうど良い容器でした。

 

小学校の授業を引き受けた時も

市の公民館事業でパン教室をしたときも

これを持っていけばよくて

軽くてスタックできることで助かりました。

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ただ、長く使ってきてしまって、

もう、終売になっています。

終売がわかった時に20個くらい買ってありましたが

もう新品は手元にありません。

 

今買えない道具では配ることもできませんし

「それはどこで買えますか?」に応えられません。

困りました。

 

そこで、いくつかボウルを買ってみて

使いやすさなど試しています。

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材料2回分セットでは

大手の製菓材料販売店で手に入る

ポリカ―ボネートのボウルにしてあります。

写真の右手前のボウル。

子どもの手になじむ大きさでしたが

底が円くちょっと安定感に欠けました。

蓋も別途用意する必要があります。

100均のご飯用容器も見ましたが

深さが少し足りず混ぜにくい。

スクリュータイプの蓋は小さな手での開け閉めが難しい。

 

やっとこれならと思えるものが

右奥にあるオレンジ色ふちの蓋のもの。

店頭ではほとんど見かけない商品ですが

製造元に確認したところ、

販売は続いているとのことで

大手の通販サイトから購入しました。

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これまでのジップロックと比べて重さは倍ですし

スタックもできないことはないけれど

ぴったりとはいきません。

持ち歩きには不便です。

でもまあ、それについては

沢山収納したり持ち歩くのは私だけですから

よしとしました。

 

またこの商品の終売が心配ですが

先のことはどうしようもない事なので

メーカーの担当者さんに

この商品をずっと作り続けてくださいね、

とメールするに留めておきます。

 

今のうちに少し多めに購入し、

備えておこうかなと思います。

パンやお菓子を作るときに限らず

道具や材料は

手になじむものに出会うかどうかで

実は使い勝手が大きく違い、

出来上がりをも左右するのです。

 

新しいことを始めるときに

まず形から入る・・・

先生と同じ道具や機材をそろえる、

そういう人が多いのはそのせいです。

 

しかし、同じものを購入するというのは

ボウル位なら大した金額でもありませんが、

これがニーダーやオーブンのような機器だと、

経済的にもスペース的にもちょっと負担です。

 

大人の趣味の教室であれば

機材や道具をそろえて、

材料も先生と同じものを使って

再現性を追うのもいいと思います。

吟味して道具や材料を揃えること

そのものも楽しいですから。

 

でも、私の教室は子どものパン教室です。

できるだけおうちにある物で、

代用できるものは代用し、

工夫できるところは工夫して

自分なりのパン作りができるような

サポートをしたいと思っています。

 

ボウルだったら、

形の似ているどんぶりやシール容器で作ってみてほしいし、

粉だったら、お家にある普通の薄力粉や強力粉で

まずは試して作ってみてほしい。

うまく行かない時は、相談してくれたら

こんなうれしいことはないのです。

 

今回、ちゃっちゃかフォカッチャを作り、

出張でパン教室をできるようになり

少し考えが変わりました。

 

しっかり捏ねて作るパンと違い、

グルテンをしっかり出して確かめるような

捏ね方ではなくなったので、

ボウルでの混ぜ方が重要になったので

ボウルそのものの使い勝手がものを言うのです。

 

また、パン教室を始めた20年前に比べて

格段に国産のパン用小麦粉の種類も増え

いろんな種類の強力粉が出回るようになりました。

 

手こねでよく捏ねて作っていた時は

グルテンの多い粉をしっかり捏ねていましたが

捏ね方が変わったので、

グルテンの出にくい国産粉で

モチモチとした食感のパンが作れるようになりました。

 

粉による味の違いは

味覚の敏感な子どもたちには歴然でしょう。

 

同じ道具や材料を使わない場合にも

臨機応変に対応できるようになってほしい、

と思うけれども、

同じようにできないから、と嫌になってほしくない。

 

そんな相反する思いが出てきて

道具も材料も、こういうのを使ってます、

とお知らせすることも必要かな、と思い始めました。

その第一弾が復習2回分セットというわけです。

 

こうであらねばならぬ、ではなく

こういうのがありますよ、程度に

思ってもらえるといいな、と思いつつ。

 

物づくりと道具、そしてそれを伝える事。

思ったより複雑です。