たぬきのぱんやさんにっき

おいしいこと、季節のこと、思うこと

神奈川県厚木市でパン教室をしています。

こどもパン教室@うつせみキッチン

自己肯定感を育むこどもパン教室がライフワークです。ぱんだぬきの日常のあれこれ、料理、ピアノ、絵本の読み聞かせなどについてを飾らず書き綴りたいと思っています。

我が家が実家になったこと

こんにちは、ぱんだぬきです。

 

今週のお題、書いてみようと思います。

私は、東京の真ん中で生まれ育ち、

小学校から大学まで徒歩30分程度に収まる範囲で暮らし

就職したのは山手線を片道半周したその先にある会社でした。

そんなわけで、26で結婚するまで

いわゆる「実家暮らし」だったのです。

 

今とは時代も違って、実家と言っても

ちゃんとした自分の部屋があるわけでもなく、

机とカラーボックスのある自分のスペースと

祖母と姉と共有の寝室での暮らしで、

早く家を出たい、と思っていました。

 

父はうるさい人で、

結婚するまで家を出してはもらえませんでした。

なにそれ!と思われる方もいると思いますが

「親の言うこと」って聞かなきゃいけない気がしてました。

一人で部屋を借りて準備万端整えて家出することを

どうして実行できなかったのか、

いまでも、自分を情けなく思います。

 

結婚してやっと家から出て、

それからはそれこそ毎年、

お正月と夏休みに顔を出すだけの実家となりました。

 

月日は流れ、

うるさかった父も他界し

母も近くのホームで暮らしています。

空いた実家には次男が留守番代わりに住んでいます。

 

そうして、私が次男を訪ねるときは

「次男の家に行く」感覚になってきました。

実家へ帰ることはなくなり、

長男長女が家庭を持ったので、

厚木の我が家が実家となったのです。

 

わが子たちはかつて私がそうだったようには

実家を毛嫌いしていません。

もう少し頻繁に楽しそうに来てくれています。

私たち夫婦も楽しいし、とても嬉しい事です。

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しばらくは頼れる実家に慣れるといいなと思いますし、

これから先、年老いた時にはここにいられない日も来るでしょう。

そんなときにも、

子どもたちにとって楽しい思い出のある実家となりたいな、

と思うのです。

 

どういう風にしていいのかはよくわかりませんが

子どもたちが仲良く集える場として機能させたい、

と思っています。

 

今週のお題「わたしの実家」